岩石彫刻(Les petroglyphes)

 岩石に施された謎の彫刻です。ニューカレドニアに存在する彫刻は350カ所あまりで、そのほとんどが川の中もしくは川沿いに発見することが出来るそうです。この彫刻はニューカレドニア本当全域にわたって存在していますが、中央東地域に多く分布しているそうです。まだまだ謎だらけの彫刻で、誰が、何時、何のために彫ったのか、色々な仮説は考古学者や文化人類学者などが立てているそうですが、決定的な結論には達していないそうです。
 この彫刻を手っ取り早く見たい人は、ヌーメアの博物館に行くと見られます。自然のままの彫刻を見たい場合は、ヌーメアから一番近いパイタの岩石彫刻が見学しやすいです。これは、ダンベアのゴルフ場方面へ行く旧街道沿いにあり、ヌーメアから約23キロ、パイタ村の入り口手前にある見学台が目印になります。近くで見たい場合は、見学台の左にある階段から小川に下りていくと間近で見ることが出来ます。そこから更に25メートルほど右に入り込むと更にすばらしい岩石彫刻群が見られるそうですが、とても暑い日だったのと、足場が悪かったので私は見に行きませんでした。はっきり言って、よっぽど興味があれば別ですが、博物館で見るので十分のような気がします。
 また、このパイタの彫刻は渦巻きでしたが、ほかにも色々な模様があるそうです。

見学台

見学台から見た彫刻。一枚岩にもうっすらと彫刻がある

 

近くで見るとこんな感じです